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買い逃してたユリイカバックナンバー杉浦日向子特集号あった!

ていうかこれ、下絵やら、文庫化してない短編やら載ってる!

ヤヴァイ!嬉しすぐる!




とっくになくなったガロに今でも貢いでるぜ!


勝又進の作品集もなんとなく買ったぜ!

漫画部分はもちろん傑作。

さらに呉さんの解説文に はっ とさせられた。


この十数年、マンガ家たちは日常生活の延長上に社会を描くか、架空の未来の中に社会を描くことしかしてこなかった。ほんの少し前、まだ近代化・均質化という強大なローラーに押しつぶされない社会では、澱み、屈折し、それ故に噴出しそうにもなる情念を人は抱えていた。今、逆に、失われたその手触りや匂いを求めて、東南アジアやアフリカへ旅行する人が増えている。物見遊山は、それはそれでよかろう。だが、もっと得心のゆくものが、勝又進の短編の中に見つかるはずだ。それは、懐しく、悲しく、滑稽で、たぶん少し不快でもある人間の生そのものの姿である。

勝又進作品集「赤い雪」の解説(呉智英)より


「なぜ現代人はアジアに惹かれるのか」の的確な答えだね、こりゃ。

インド行きてー。


「情念」といえば・・・

我が家の近所に、ラブホテルと葬儀場が隣り合っている場所がある。

まわりは至って普通の住宅地で、そのへんのおばちゃんが布団を干していたりする。

会社からの帰り道などに、私、

古臭いホテルのネオンと、改装されて現代的でモダンな葬儀場を同じ視界に捉え、

視界の端にはホテルに住み着いているらしい猫なんかがちょろっと横切ったりして、

ああ、にんげんは生きてる。

生きているよ。

そういうときは、日本にいながらにして、なんだか「情念」を感じる、ん、だ、よな。



母親談:「葬儀場といえば喪服の未亡人、喪服の未亡人といえば色っぽい。ホテルがあるのは当然だ」

とりあえず、実の母親の下ネタは笑えない・・・ということは分かった。
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