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いきあたりばっかり。 いっつおーるらいと。
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図書館に行くとどうして人はモヨオすのか・・・という問題はさておき。



きのう、図書館に行ってみたら、

50-60代くらいのおっちゃんが、窓口カウンターのおねいさんに文句をつけていた。

最初は館内のエアコンがあつい、という話題から始まり、

そのうち、エレベーターの中がくさいという話題へシフト、

気がつくと、図書館にシャワーをつけろという要望にまで発展している。

シャワーて・・・漫喫かよ。

わたしとしては、コピー申請用紙をおねいさんに渡したいのだが、

おっちゃんの話があまりにも終わりそうにないため、

いったんその場を離れ、10分後にまたカウンターを訪れる。

おっちゃんは案の定まだそこにいて、さらにクレーム内容(?)は進化していた。

おまえは靖国を知っているか。

おまえはちゃんと日経新聞を読んでいるのか。

俺の思うべき消費税のあり方はこうだ・・・うんぬんかんぬん。

気の弱そうなおねいさんなので、大丈夫かしらと不安げに見つめていると、

待っている私に気づいたおねいさんが、手をのばして申請用紙を引き取ってくれた。

(その間もおっちゃんはしゃべりっぱなしなわけだが。)

よく見ればおねいさんは、手元で書類をめくり、なにやら自分の作業をしながら、

おっちゃんの話を聞き流しているのであった。

書類をめくる手は慣れた手つきである。

おっちゃんはもしかしたら、もう「常連さん」なのかもしれない。



無事にコピーを終え、いまだ話し込むおっちゃんを横目に図書館を出る。

すでに館内には「蛍の光」が流れている。

どうでもいいけどさ、なんかエロいよなー図書館のおねいさんって!

とわけわからないことを考えながら家路に着くわたしには帰る場所があるが、

あのおっちゃんはどこに帰ってゆくのかしら・・・と思うとふいに寂しく、

図書館を出てから一気に消えた便意とはうらはらに、

なんだか胸の奥のほうでギュインとうなる気持ちがあるのだった。

ひとは不幸になると死にたくなるのだというが、

きっとおだやかで変化のない日常も、ユウウツの絶対値は不幸と同じだ。

まったく、まったくもって贅沢なことだけど。

そういう意味で、怒りは自己防衛システムなんじゃないか、とか。

あー・・・あたし怒ってねーなあここ最近、とか。



というようなことを母に伝えると、

「アンタ、あたしを日々、どれだけ怒らせていると思っているの!」

と大変怒られた。

というお話。


クレーマーに関しては、最近読んだ「神様からのひとこと」という小説がわりと面白かった。



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