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王道ですが。

つげ義春を定期的に読み返すと、

定期的にガツンとなる。

王道ですね。

最近「紅い花」文庫版短編集を買った。

「李さん一家」でジャブをくらい、

「海辺の叙景」ラストシーンで悶死。

文庫サイズじゃ勿体無いや、大判で買えばよかった・・・



ちなみにあとがきの解説エッセイは糸井重里。

「おまえが思っているほど、おまえはたいしたやつじゃない。」
この、何もかもをぶちこわしにしてくれるような最後のひと言を、いまは誰も口にしなくなった。
(中略)
いまあらためてつげ義春を読むなどということは、もしかすると、幸福のためにはしてはならぬことなのかもしれない。
自分を「いっぱしのなにか」だと思っている若者や、仲間うちではダントツの才能を誇っている誰かが、つげ義春一発でバタバタ倒れていくようすが目に見えるようである。倒れてほしいのだ。バタバタと倒れて、そして起き上がってくる姿を、昔の若者である私は見たいのである。


あんまり派手にガツーンとやられてしまうと、

なすすべもなくポカンとしてしまうぜ。

吹き溜まってよどんでいる底流、の上を流れる希望。

爽快感と面倒くささ。

空白と混沌。

疾走感と気だるさ。

仏の前ですんごいいい形のウンコをしちゃったような突き抜け感・・・

うん、この例えは違うな。

なんなんだろな。

でも1年後とかに読んだらまた、まったく違うことを思うんだろう。




追:

昨夜トイレに置き忘れてたら、母親も全部読んだらしい。

気まずい。

いまさら性描写でぐだぐだいう年でもないのだが、

つげ義春は、どうしてか気まずい。




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