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いきあたりばっかり。 いっつおーるらいと。
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天神祭りだー
花火だー

と浴衣の老若男女が大阪のまちに繰り出す中、
京都方面へ向かう電車に駆け込み。

ひさびさの、みなみ会館オールナイト、
「昭和カルト御殿 文豪VS女優 体当たりナイト」というわけです。
うふふ。
(ほんとは、マンオンワイヤーに間に合わなかったのでオールナイトに変更)

上映作品は4本立て。

①盲獣(増村保造監督・1969年)
原作乱歩。
スローセックスってハードSMに行き着くんだぜ、という話(違)。
緑魔子(白パンツ)が、兎に角えろい!!
印象として、超絶えろくて、ぐろくて、淫靡なんですけども、
濃厚な絡み描写とか血しぶきどーん!という直接的映像はないのです。
これって、すごいわー。
あと、スタジオセットに超ときめく映画!
写真モデルのヒロインが、拉致監禁される部屋が、
壁に無数の人体パーツ彫刻が並び、中央には巨大な女体彫刻という、
変態芸術家のキ○ガイアトリエなんですが、もう、つくりこみが半端ない。
無数の目や耳がぎっしりと壁から生えている一角では、思わず、
「壁に耳あり障子に目ありー!(言葉どおり!)」と叫んだほどです。
女体彫刻の上で、ヒロインと変態が追いかけっこする映像も素敵。
あの巨大彫刻は撮影後どうなったのかしら・・・
どこぞやの秘宝館の中庭にひっそりと、
児童公園においてある蛸の遊具よろしく設置されていることを願うばかりです。

※開始2分、後ろの席のお爺さんが眠りだし、いびきが五月蝿い・・・


②黒蜥蜴(井上梅次監督・1962年)
原作乱歩&原作戯曲は三島由紀夫。
京マチ子が明智と戦う女盗賊役なんだが、
ミュージカル仕立てなんで、(無駄に)踊る踊る!!
もはや彼女のPVです。そして基本はコメディです。
ラスト、緊迫したシーンにもかかわらず、
剥製になった人間たちまでもが踊りだしたので、さすがに「ぶふぉっ」と噴出しました。
いまもテーマソングが頭から離れない。かると!


※お爺さんのいびきが止まらない・・・


③おんな極悪帖(池広一夫監督・1970年)
こちらは原作谷口潤一郎。
若かりしころの田村正和が、浪人役で出ているんだが、あまりの綺麗さにため息。
田村正和(現在65、6才?)の老いてなお・・・の美しさは、
もはや怪奇現象ですらあるんじゃないかと常々思いつつも、
考えてみればこの人、スタート地点から怪奇現象ですよね!
ひさびさに眠きょーしろーが見たくなる・・・。

※お爺さん、いまだ起きず。止まれよ い・び・き!!


④卍(増村保造監督・1964年)
ご存知谷崎潤一郎。
岸田今日子が関西弁で同性愛に三角関係にと邁進する映画。
叶姉妹に状況を説明しても、「で?シェアするのなんて普通でしょ」
とか言って切り捨てられるでしょう。
ところで、あたしが生前リアルタイムで見ていた岸田今日子、
いちばんしっくりくる岸田今日子は、やっぱり
「ドラマ動物のお医者さんのおばあさん」なんで。
画面の中の彼女は彼女でいろいろと悩んでいるようでしたが、
むしろ彼女の裸に対して私が背徳感に近い複雑な思いを感じるのでした・・・

※いびきのお爺さん、結局最後まで寝ていました。
オールナイト、私も睡没することあるから人のこと言えないけど、
きっと爺さん、はなから映画観に来てないだろよ!
ネカフェ代わりに使うのはいくない!!
寝るなら静かにー

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