色即ぜねれいしょん

おなじみ、みうらじゅんの童貞高校生男子青春昭和青春小説ですね。
（あえて青春を２回言いました）

純情少年暴走中♪

悪ぶりたいお年頃な主人公が、お酒を飲んでぶったおれたのを、
両親が叱りつけることもなく心配して介抱するシーン。
そんな両親に対して思う数行になんかぐっときたのは、
日本全国きっとあたしだけじゃなかったはずです。

せっかく不良に一歩近づけたと喜んでいたが、この親は予想以上に手強い。そんな両親の優しさが僕をロックから遠ざけている。僕のコンプレックスは幸せ過ぎるところに違いない。



今夏映画化につき、銀杏峯田さんが出るというので
「きみー！年齢的に高校生役はもう無理だろー」と思っていたら、
非童貞なおにーさん役でした。・・・あたしゃてっきり(ry
でもまあ、・・・
全共闘くずれのおにーさんが、真の自由の地に憧れつつ、
その建設資金として純情高校生から金をぼったくる。
個人的には、あれがいちばんいいシーンやとおもいます。おいしいね。


何が言いたいかと申しますと・・・
ほんの2,3年前かな、図書館かどっかで読んだことがあったのを、
数日前に本屋で文庫判が平積みされてるのを見かけたため、
ついつい立ち読んでたわけなんですが、
前に読んだときは、高校生あおくせーなー。としか思わなかったのに、
今回は脇役の過去あるオトナたちばっかりが目立って見えてしまいして。
わたしも年をとったのだ、と思いました。
ほんの数年なのにい・・・



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ちなみに、ここ一ヶ月くらいに読んだ本の中で一番覚えているのは、
本屋大賞並みに本屋で幅を利かせている「このミス○位」シリーズからのノミネート、
「向日葵の咲かない夏」でした。
病んでる本です。