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別にね、顔はどうでもいい派なんです基本。

もともと人の顔をおぼえるのが不得意なので、
きれいな女の人やかっこいい男の人、みたいな崩れてなくて引っかかりのない御顔は覚えられなくて苦手だし。

だから、そういうのとは全く別の話なんですけど、
たとえばイメージってあるじゃないですか。

BRUTUS1/1・15号 「読書計画2008」

私は思い出したのでした。

多くのマセガキたちの通過儀礼を。

地方都市のうだつのあがらあい中流家庭に生まれ小学校高学年、
Gパンをはいている小学生すらまわりにいない日々(長ズボンは風邪のときのみ許可制)、
まわりの女子は例外なく足の速い子を好きになる、
まわりの男子は「ウンコ」と「○○(いじめられっこの名字)菌」で騒ぐ、
自分も、千回に一回ぐらいはカメハメ派できるんじゃないかとか考えてる、

そんな子供の日常のなか、姉ちゃんのかばんから見つけた「村上春樹」・・・

よくわからんが、エロくてオシャレでオトナだ!
だってなんかかっこいいじゃないですか。
主人公たちが、父親や母親が決して使わないテンポでもって会話しだすわけです。
普段「はだしのゲン」と「わかったさん」と「エルマー」と「ズッコケ3人組」ばっか読んでたら
そりゃあ「ノルウェイの森」はタイトルだけで圧勝じゃないですか。

で、このハルキと言うひとはなんて都会的な人だなあ、と思うわけです。
自分のまわりのオトナの誰にも似ているはずがない、
そうやって、例えばロバートキャパを日本人の若者にしたような(?)自分なりのハルキ像を作り上げちゃうわけです。

で、数年後。
日本の戦後作家一覧かなにかで顔写真を発見、


「ちがうちがうこの顔写真はハルキじゃない・・・だって、ハルキだぜ?」(涙目)


その日の夜は、そのへんのおっさんが若い女とおしゃれな会話をしながらセックスする悪夢にうなされるという、
そんな、通過儀礼を思い出しました。
(通過儀礼だよな?うん)

なんだか前置きが長くなりました。

まあ。あれです。

「プラネタリウムのふたご」以来、
いしいしんじさんが好きで、でも顔は今まで見たことなくて、
あ、BRUTUS最新号に載ってたよー。

だれですか。このとっっつあん坊やは。

となったという、それだけの話でした。
だから何、というわけでもありません。


特集の内容はいろんな人の本紹介みたいなやつ。
あー他人の本棚ほど楽しいものはないよね。
本のセレクトもだけど、本の積み方とか本棚の趣きみたいなんも好き。
作家の本棚を特集した「本棚が見たい!」(ダイヤモンド社)を昔読んで、かなりツボだったんだけど、
ほかにも普通の人とかの、”本棚写真集”なるものがあったら絶対買う。
ていうかつくったらいいのか!

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