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いきあたりばっかり。 いっつおーるらいと。
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今ひそかなブームらしい(?)カレー鍋をしました。
窓の外は雪。ゆき。

さむい日のなべは最高ですね。
こう雪ばっかだと洗濯できないですがね。
もっとも、
ちらほら舞う雪よりも、ベランダの洗濯機の水道管が凍って水が出ないことのほうが問題ですけど。


カレーと言えば(その1)、

バラエティ番組でインドロケに行った、ハリセンボン(おっさんのほう)が
カレーを毎日食べてるインド人に向かってぽつりとつぶやいた、

「・・・日本人だったら、3日目はカレーうどんですよ」


という言葉が忘れられません。

なんて的確なツッコミ!



カレーと言えば(その2)、

昔、イエモン時代の吉井さんがラジオで、
「作りすぎたカレーをどうやって飽きずに毎日食べるか」という話題になったとき、

「気分を変えて、水着とか着て食べればいいんじゃない?」


と言っていたのも忘れられません。
・・・刺激的。
ふつうの日本人は、カレーうどんの発想はあっても、そういう思考はできないよね。

あの瞬間、私は「一生吉井さんについていこう!」と思ったもんです。


で、

カレー鍋を食っていたら、

突然、

母親からメールで新しい家の住所と写メが届きました。

妹が、大阪の大学に進路を決めたとき、
「あんた、妹と母が大阪住むんなら、一緒に住むでしょ~?」
というので「うん」とは答えていたんですが・・・私の旅行中に賃貸契約しちゃったようです。
名義人は正社員の私みたいですがw

家賃共益費で9マン・・・
母は仕事を続けると言うけど、もう年だし、働いてほしくないんだよなあ。
・・・でも、私の安月給で家族を支えられるのか?
カネよりも、ドリーム重視で選んじまったよ、職場・・・(手遅れ)

この胸いっぱいの夢とかが、朝になったらほかほかのご飯として炊き上がればいいのになあ。
そういうわけにゃあ、いかないもんなあ。
某タレント知事に期待するのもあれだしなあ。

ま、いいよね。

食事レベルが下がったら、みんなで水着を着て、楽しくご飯を食べようぜ。

クールビズ。

否、単なる変態家族w



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二日目は現地のツアー会社にて、メコンデルタクルーズへ。8$。

韓国人の人たちとご飯を食べたら、韓国人♂はみんな噂どおりの紳士、いたれりつくせりしてくれる。

ツアーにつくランチ以外に、オプションのご飯もおごってもらってうまー。

アメリカ人達とサイクリングしてたら、ひとりの自転車が突然崩壊する。

ありえねー。が、ありえるんですね。

ベトナムクオリティ、健在。

メコンデルタツアーで、「自然系、いいじゃん」と思った私は、別の日はマングローブを目指す。

マングローブには格安英語ツアーが出てなくて、日本語ツアー。奮発して40$。

奮発した甲斐あって、昼飯も超ゴージャス!

なにより、マングローブクルーズ、めちゃめちゃ楽しいっす。

モーターボートが、かなりのハイスピードでマングローブ林をつっきっていく。

ベトナム戦争中の、いわゆるベトコンと呼ばれた民族解放戦線ゲリラの基地などをめぐる。

映画「季節の中で」の淡いベトナム幻想はいずこへ。

これは、あれだ。

むしろ、「地獄の黙示録」だ。

コッポラコッポラ。




ゲリラ基地に刺激されて、後日、市中心部にあるベトナムの戦争記念館も訪れる。

カメラマン石川文洋。

ベトナム戦争を克明に写した、この日本人戦場カメラマンの名前はよく知っていた。

あたし、小学生の頃、彼の手記をテーマに読書感想文書いて、優秀賞かなんか取ったんだっけ。

ほんと、何が優秀賞じゃ!って感じですよ。

今以上に白々しいや。

うん、白々しいなあ。

今じゃ、・・・とてもじゃないけど書けないや。

だって、こういうものに対して、いったい私に、どうやって責任持った言葉が吐けるというのだろう。

頭の中の情報や言葉が多くなって重くなるほど、口からの言葉は出なくなってしまうね。

ベトナム戦争、1959-1975年。

わ、50年も経っていない。

記念館には欧米人のお爺さんのお客さんもいっぱいいて、募金箱には比較的高額紙幣が投げ込まれていた。

いやー、コッポラコッポラ。

ゴッドファーザー1,2は死ぬほど観てますが、「地獄の黙示録」は二度と観たいと思わないコッポラ・・・






ハエでなんかふっきれたので、二日目から「道端ご飯」を解禁する。

ジュースを頼むと、ビニール袋に氷とジュースを一緒に入れて、ストローを刺して渡してくれる。

飲みきるまで手を離せねえ・・・

夜ご飯は、ガレージに椅子とテーブルが並んでいるメシ屋で。

野菜がのったご飯と、スープと、おかずニ品で150円くらい?

割と盛りだくさん。

毎日行くと、同じ値段でもう一品おかずやら、別のスープやらつけてくれる。

サービス?最初がぼられてた?(笑)

この店で、ママを手伝っている姉妹が非常にかわゆくって、

突然歌いだしたりするもんだから、ドキドキ。

お姉さんは英語で「21(21000ドン)」とお会計を言いに来るけど、

妹は英語ができないんだろう、お姉さんに言いつけられて、恥ずかしがりながら両手で数字を作ってやってくる。

右と左が逆だったので「12?」といじわるを言ってみると、

あわてて右と左を逆にして、お姉さんにからかわれていた。

か~わ~い~い~。

毎晩この店で食べていた理由は、この姉妹の可愛さもそうだけど、

皿をバイクの行きかう道端に置いたバケツでなく、ガレージの奥のほうで洗っていたから。

(朝、お皿バケツ洗いのフォーで、若干腹痛が。)

箸たての上には、埃よけに布巾がかけてあって、「あ、こういう感覚って安心かも」と、感心していた。

日本に帰る夜、最後の晩餐を食べて、ふと店のほうを振り返る。

「ああ、短い間だったけど・・・・カムオン(ありがとう)、姉妹。」





箸たての上の布巾で、テーブルの汚れを払っていた。



さようなら、ベトナム。



【次回予告】

空港で、ソウルの大学の医学教授みたいなおっちゃんと意気投合したので、

うまい焼肉おごってもらいに行ってきます。いつかね。
寒いんで、一週間ベトナムに行ってきました。

航空券だけとって、ふらっと。

バックパッカーみたいですが、わたくしリュックサック持ってないんで、

ときどきダサい女子高生がやってるみたいに、ボストンバッグをリュックのように背負ってゆきました。

欧米人にもベトナム人にも笑われました。

どうも、日本の恥、ボストンバッカーです。

ごめんなさい。


ベトナムといえば、「季節の中で(three seasons)」という映画が印象に残っていますなあ。

シクロ運転手が、恋した娼婦のために、シクロの大会で優勝して賞金を取るんです。

で、なんにも手を出さずに、クーラーの効いた高級ホテルで一晩ぐっすり眠らせてあげるんです。

地味~な映画なんだけど、なんか好きだったなあ。

実際のシクロ運転手は・・・

「オネーサン、コニチワー!」

カタコトの日本語を操り、道端でしつこく勧誘してきますが、実際にシクロに乗ったら、結構法外な値段をふっかけてくるらしい。(地球の歩き方情報・笑)


安宿街のホテルは、いちお女一人なんで、しっかりしてそうなとこにしたんですが、

それでも一泊18$で、娼婦が夢見てたエアコン完備の快適さ。

衛星テレビのアニメチャンネルでは、るろ剣とかスラダンをやっておって懐かしい。

まさかの英語吹き替え。

ほかにも、日本のアニメが次々放送されている。

(でもフェイトとかマジカノとか濃ゆいのは輸出すんな。)

ていうか、るろ剣(なぜか「SAMURAI X」てタイトル)、OPがジュディマリでEDがイエモンっすよ、姉さん!

うわああああ!

なっつかすいいい!!


僕らの90年代!!!



おいおい、ここは本当にベトナムか?

なんかその辺一本奥に曲がったら、大阪の下町あたりに出るんじゃないのか?

そんなことを考えながら、

思い出はいつもキレイだけど、それだけじゃおなかがすくので、ご飯を食べに出掛けることにしよう。

さすがに一日目でおなかをこわしたくないので、ファーストフードのローカルチェーン店ぽいところに。

マックのように、おそろいの制服を来た、清潔感ある人たちが働いております。



英語のメニューも置いてあって、なんなくセットメニューを注文。

いただきまーす。

すると・・・

ペプシの中から・・・おめめの大きなアイツ(ヒント:虫・羽・小林一茶)が登場。

ちょ、小奇麗なチェーン店なのにこのクオリティ!!!!!!

やっぱりここはベトナムだぜ!


後で新しいペプシに替えてもらおうと思っていたのだが、

次に食べたおかずのチキンのソースがあまりにも辛くって、いきおいでそのデンジャラスドリンクを飲み干してしまう。

うん。

グッドモーニング、ベトナム。




【次回予告】

出発前、フットサルの初心者リーグで、前回大会24組中22位だったはずのバイト仲間チームが優勝。

なんだこの奇跡。

出発前、JAL不祥事続発。

なんだこのタイミング。

出発前、友達が、いつになく真剣な顔をして、「日本に戻ったら、真っ先に連絡ちょうだいね・・・」

なんだそのシリアスな会話。

ベトナムでの最初の食事から、ハエ出現。

さあ~、なんだか不穏な死亡フラグを乗り越えて、英検3級のボストンバッカーは無事に日本に帰れるのか!?

(・・・もう帰ってますけどね)





お寺で、みんなの集まる居間には、とても美しい仏像の写真が飾ってありまして。

教科書でも何度も見たことのあるやつ。

広隆寺の弥勒菩薩像ですっけ。

うつむき加減で、片手を顔元に添えてほほえんでいる、あいつです。

仏像マニアじゃないんで、仏像のアレコレは分からないんですが、

そんな私でも、綺麗な顔だなあ・・とうっとりしてしまう、あいつです。

初めて教えてもらったんですが、この弥勒菩薩像、ずいぶん艶っぽいエピソードがあるんですね。

なにやら、

数十年前、彼女を見に来た京大生が、あまりの美しさに抱きついてしまい、右手の薬指を折ってしまった事件があるとか。

わー、罪な(?)ほとけさま!

仏像は何も喋らないから、すべては静寂の中。

対峙したふたりの間に流れていた空気、

指がポキリと折れてしまった瞬間の彼の気持ち、

そして、その事件から数十年がたった今も静かに口角をあげて座っている仏さまのことを考えると、

なんかこう、ほほえみの奥の幻想性が染み入って、

写真のなかの弥勒菩薩像から目が離せなくてしまうのです。

清いからこその妖艶。

魅せられた、というんですかね。

泉鏡花が描くような、ミステリアスな女性とそれに迷う青年像を重ねてしまいます。

今昔だか、古今著聞集だか忘れましたが、

仏像を愛しすぎて、ホントに愛しちゃった男の話が載ってなかったでしたっけ?

教科書には載らない古典w

昔から、美しすぎる仏像に惑った男の人はけっこうな数なのかもしんないですね。

聖と俗とがまじる危うさ、至上の禁断の愛!みたいな話、おねえさん大好きです。



というわけで、

お寺では、いろいろな人といろいろな話をしましたが、

この話がいちばんのお気に入り倉庫に入りそうです。

いやーフィティシズムロマンチカ。








どうも、禅寺プチ修行から帰ってまいりました。

ZAZENBOYSの話をして帰ってまいりました(ホントに)。

繰り返される諸行無常~よみがえる性的衝動~♪♪

いやー楽しかったです。

なんだかんだで、真面目に取り組もうとがんばったんですが・・・難しいですね。

座禅中は、ひたすら心の中で数を数えて、余計な雑念が入らないように集中しなきゃなんですが、

初日は、途中から数が羊に姿を変えて、塀を越えはじめてウトウトしちゃうし。

2日目は、しごく真剣に数を数えているのに、ふいに頭の中に

絶対に笑ってはいけない禅寺24時間

とかいう単語&企画がパッと浮かんで離れなかったり、

うす暗い本堂の中、目玉も動かしちゃいけない視界の片隅に、なぜか水着のほしのあきが寝そべっている幻が見えたりするし。

・・・雑念の種類が謎。

まあたった4日じゃ無理っすよね。

早朝は寒くて死にそうだったけど、暖かい時期に行ったら眠気との戦いになったと思うので、

2月に行って大正解だったとは思います。

座禅、ON/OFFセルフコントロールの集中力つけたら、仕事にも使えそうなんで、

ちょこっとずつでも家でやりたいなあ。なんちて。

朝ごはんのあとの作務だった、

人生初めての雪かきや、

竹林から竹を引っぱって来るところからはじめる工作作業も、いい思い出になりました。

あ、でも、

本物の僧になろうとしている人が、すごい正座が苦手だったのは大丈夫なんだろうか。





【結論】

肉は使ってないはずなのに、料理がスバラシクおいしすぎて

太りました

ダメじゃん。


【追記】

あんまりにも寒かったんで、来週からざわざわした暖かい国に旅立ちます。



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