忍者ブログ
いきあたりばっかり。 いっつおーるらいと。
[8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

佇まい  って日本語が好きです。

たたずまい。

文字にしちゃうと「様子、ありさま」ってだけの意味なはずのに、

静的なのに雄弁で、

一瞬のようで、永遠みたいで

ステキなことば!!

好きな単語、暫定ランキン一位。

わたくし「うつくしい見た目」になるのは鏡と相談した結果小2ぐらいで諦めたんですけど

これからの人生と相談して、いい佇まいした婆ちゃんになりたいもんです。

長。

計画ロングスパーーン。

ちなみに、和英辞典にかけたらappearanceとかatmosphereって出てきたんだけど、

なんかしっくりこなくって、やっぱり佇まいは佇まいなんだよなあ。

特にappearanceなんて「やあ!オレはJamesさ!元気してるかい?」みたいな感じじゃんか。

佇まいってのは「James・・・そこにいるんだな。」ぐらいのもんでしょうよ。

・・・うん、自分の言語感覚、意味不明。

ニホンゴハムズカシイデス。

ちなみに、3ヶ月前くらいから、気軽な英語の勉強しようと思って、謎の中国人と英語メール交換してるんですが(ナゼ中国人・・・)

英語は中学生レベルから成長せず、もっぱら日本文化みたいなんを再認識しております。

日本文化だって!

おー、まじめなことゆった!

日本語の「おつかれさま」の心はどうしたらうまく翻訳できるんだろな。

アリナミン。
PR
卒論が終わりました(いろんな意味で)。
テーマ円朝なのに、内容ほぼ江戸文学。

いや、でもめちゃめちゃ楽しかったっす。
江戸行きたい。江戸。
物語ってその世界の常識の上にできるから、実際行かないと理解できないんじゃないかと思うんです。
杉浦日向子センセとか、こっそり行ってたとしか思えないけどな。

楽しすぎてエッセイみたいになりました。
論理が飛びすぎ。
オリンピックの走り幅跳びレベルで飛んでます。そして豪快に着地失敗。
資料探しうまくなりたい。
でも日本随筆索引と寒泉と古事類苑なかったらもっと死んでたや。編者天才。
あ、そいえば
中国の文学資料けっこうネットに電子テキスト落ちてるんで、楽しようとしてたら突然、
中国語の出会い系サイトみたいなのに飛ばされたのはなんでだったんだろ。
エロを求めてネットサーフィンしてたんなら自業自得だけど、これはひどい。
楽しいから架空請求来て欲しいけど。

まあでも、論文が完全に長編レポートなエッセイなので
「どうしようどうしよう諮問で不可だったら!」
と真面目に相談したら
「内定先が決まってて、字数守ってたら、きっと多分おそらく大丈夫だよ」
と、どう誘導しても、論文内容そのもののフォローはしてくれない研究室の友達は、
言葉を正確に使うできる子なので、根拠のない慰めは言ってくれないのだった。
さすがプロ。ありがとう。

グズグズしててもしゃあないんで、
今から、人間には判別できないくらいのうっすーーーーーーーーーーーい肌色フォントで
論文の行間に小さく「この子を合格させろ」っていくつも埋め込んで印刷して提出して、
サブリミナル効果による諮問突破を目指そうとおもいます。
びば。
びば。
びば。
びば。

(って、その前にプリンタがサブリミナルを認識しないわね)
久しぶりに区役所に行ったら、
完全に混み合ったなかでそれなりに忙しく働いてる職員の人に、
「裁判所まで案内しろ」
と譲らないおばあちゃんがいた。

このままだといつまでたっても私の住民票が出てきそうにないので、
外に連れ出してバス停の場所を教えてあげると、
案の定せきをきったように自分語りが始まる。
「あたし先日交通事故にあいましてね、ほらまったく歩けないのに、保険がおりないから、裁判所に行って訴えてくるのよ。あたしはね、○○と申します74歳のおばあちゃんですよ。なんちゃらかんちゃららら」
と話しながらおばあちゃんはテクテク、それはもうテクテクと歩いていくのだった。
歩いてますやん。

その後、住民票をもらって大学に行って、先輩と話して、帰宅。
裁判所行きのバスへの乗り換え地点が私のうちの近所だったので、
「ちゃんとバスに乗れたかな」
なんて思いながらバス停前のスーパーに行くと、
果たしてそこにさっきのおばあちゃんがいて、
お菓子の袋をがっしと掴んでいた。
あれ、裁判所は??


ちなみに
私は病院の中でバイトをしていて、
お客さんである患者の老人たちは、信じられない忘れ物をしていく。
杖ならまだね、分からないこともないんです。

どうして、歩行器を忘れるんかな?

歩けてますやん。
完全に歩いて帰ってますやん。
奇跡ですか。
これは奇跡ですか。


病は気から、なんて傲慢なこと、実際の病気の人に言えやしないよ。
とは、いつも思うんだけど。
大きな話、
日本がケアしてあげなきゃいけないのは、
彼ら老人たちのの病よりも「気」なのだと思ったりは、する。

さみしいよのなか、だ。
といってしまえば、それまで。
それもまた、さみしい。
だからといって私がなにするっちゅーわけでもなく。
・・・

(クリスマスも年越しの瞬間もバイトですけど)
(お風呂でシバジュン歌っちゃいますけど)
私はまだ、ほんとの孤独をしらないのだった。

別にね、顔はどうでもいい派なんです基本。

もともと人の顔をおぼえるのが不得意なので、
きれいな女の人やかっこいい男の人、みたいな崩れてなくて引っかかりのない御顔は覚えられなくて苦手だし。

だから、そういうのとは全く別の話なんですけど、
たとえばイメージってあるじゃないですか。

BRUTUS1/1・15号 「読書計画2008」

私は思い出したのでした。

多くのマセガキたちの通過儀礼を。

地方都市のうだつのあがらあい中流家庭に生まれ小学校高学年、
Gパンをはいている小学生すらまわりにいない日々(長ズボンは風邪のときのみ許可制)、
まわりの女子は例外なく足の速い子を好きになる、
まわりの男子は「ウンコ」と「○○(いじめられっこの名字)菌」で騒ぐ、
自分も、千回に一回ぐらいはカメハメ派できるんじゃないかとか考えてる、

そんな子供の日常のなか、姉ちゃんのかばんから見つけた「村上春樹」・・・

よくわからんが、エロくてオシャレでオトナだ!
だってなんかかっこいいじゃないですか。
主人公たちが、父親や母親が決して使わないテンポでもって会話しだすわけです。
普段「はだしのゲン」と「わかったさん」と「エルマー」と「ズッコケ3人組」ばっか読んでたら
そりゃあ「ノルウェイの森」はタイトルだけで圧勝じゃないですか。

で、このハルキと言うひとはなんて都会的な人だなあ、と思うわけです。
自分のまわりのオトナの誰にも似ているはずがない、
そうやって、例えばロバートキャパを日本人の若者にしたような(?)自分なりのハルキ像を作り上げちゃうわけです。

で、数年後。
日本の戦後作家一覧かなにかで顔写真を発見、


「ちがうちがうこの顔写真はハルキじゃない・・・だって、ハルキだぜ?」(涙目)


その日の夜は、そのへんのおっさんが若い女とおしゃれな会話をしながらセックスする悪夢にうなされるという、
そんな、通過儀礼を思い出しました。
(通過儀礼だよな?うん)

なんだか前置きが長くなりました。

まあ。あれです。

「プラネタリウムのふたご」以来、
いしいしんじさんが好きで、でも顔は今まで見たことなくて、
あ、BRUTUS最新号に載ってたよー。

だれですか。このとっっつあん坊やは。

となったという、それだけの話でした。
だから何、というわけでもありません。


特集の内容はいろんな人の本紹介みたいなやつ。
あー他人の本棚ほど楽しいものはないよね。
本のセレクトもだけど、本の積み方とか本棚の趣きみたいなんも好き。
作家の本棚を特集した「本棚が見たい!」(ダイヤモンド社)を昔読んで、かなりツボだったんだけど、
ほかにも普通の人とかの、”本棚写真集”なるものがあったら絶対買う。
ていうかつくったらいいのか!

byスガシカオ。

じゃなくて。
たまにはクリスマスっぽい恥ずかしいテーマで。

恋は条件、愛は無条件なんだ。
だから「恋愛」は類義語の組み合わせじゃなくて、「長短」のような反義語の組み合わせであるはずなんだ。

とタモリがジャポニカロゴスでのたまっておったっけ。

名言ぽいけど、よう分からんね。

うちの母親は
よくできた人じゃないけど愛あるひとだ。

小さい頃、まったくの八つ当たりで布団たたきで叩かれるたびに、
自分のことくらいコントロールできる穏やかな母親が欲しいと願ったけれど、
不器用な母親は、不器用だからこそ、計算をすることなく人を愛すことも知っていて、

パート先の独身の社員の人達が大晦日も残業だときくやいなや、
おにぎりと豚汁を職場に届けると言い出して、
大きなナベを交代で母と持って歩く寒い夜には、この人が母親でよかったと思ったりもした。

愛は、100円払ったらその場で100円分のジュースが手に入ったりするのとは違うけれど、
必ず払った分はいつかかえってくるものなのだから、と。

必ず損得計算をしてから行動するヒジョーに嫌なガキだった私を、母はよく戒めた。

よくわからない保険のように、
忘れた頃に満期になって、困ったときには倍になって、預けた愛が戻ってくる。
そんなことを言いたかったのだと思うけれど、
不器用な上に忘れっぽい母は、いつだって払戻金のことを意識してるようには見えなくて、
定期的な自動引き落としを、それとも気づいていないのだった。
意識した時点で、それはどこかちょっぴりいやらしいもんな。

理不尽に怒られたとき、
ほんとうは気ののらない何かを頼まれたとき、
「いえいえそんなことちっともえへらえへらえへら!」
なんて笑いながら、
中途半端に器用な私は、
通帳をちらちらと開いては、よし、いま積み立てしたぞ、と考えたりしてしまう。

きっとそんなふうに積み立てた愛に価値はなくて、
そんな私の保険では、掛け捨てであるどころか、
入院時の保障も機能しないにちがいない。
あいされるよりーもーあいーしたいまーじで。
いや、まじすよ。

部屋は死ぬほど汚いのに潔癖症で
なにごとにも白黒つけたいA型な私としては
打算的な愛しか持てないならば、いっそ究極の悪人であるほうがいいような気がするのだけど、
そういうわけにもいかなくて、
ぐずぐずしたり、
へらへらしたり、
にたりにたりしながら、
破れない通帳を、うまいこと自分の見えない場所に隠せないかなとか、
真実の愛を探すヒゲOLよりも、ジュリアナ親父の方が愛を描いた名作であるとか、
まあそんな感じで、愛を語るにははやすぎる22歳なのでした。

クリスマス?バイトだぜ。






プロフィール
HN:
まるさ
性別:
非公開
自己紹介:
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]